これまでにご紹介したおすすめ絵本を掲載します。
こんやは はなびたいかい(化学同人)
きしだ えりこ 作
あべ はるえ 絵
8月のおすすめ絵本です。
夏の風物詩といえば、花火。
文は「かばくん」「ジオジオのかんむり」の詩人 岸田衿子さん。
花火の中での動物たちの声を、そっと聞いてくださいね。
美しい絵も心に残ります。
4歳位〜2024.5.10発売
かんでんちとうちゃん(化学同人)
チョン・スンベ 文
カン・インスク 絵
鈴木 沙織 訳
韓国発の新刊です。
最後のページの「かんでんちとうちゃん」の顔が
何とも言えない表情で、
私たちのほうが愛で満たされます。
梅雨のはっきりしないお天気の季節に、
さわやかな読後感です。
あたたかな、ほっこりした気持ちになりたいかたへ
おすすめです。
親子で読んでも楽しめます。(4歳くらい~)
あめ ぽぽぽ
作/ひがしなおこ
絵/きうち たつろう
雨がうれしくなる絵本。
オノマトペがたくさんあり、0歳から読んであげられる絵本です。
梅雨の季節をこの絵本とともに、雨がふるたび「今日はどんな音に聞こえる?」など、お子さんとお話しながら楽しんではいかがでしょうか?
ことりのみずあび
作/マリサビーナ・ルッソ
絵/なかがわちひろ
絵に癒されて大人も「かわいい」と呟く絵本。
いくつかハラハラするシーンのあとの安心のラストは、お子さんに「何かあっても最後は必ず幸せ」という生きるメッセージを心の底に与えてくれます。
すぐ飽きてしまうお子さんも集中し、5歳くらいからの読み聞かせにおすすめです。
ずっといっしょ(WAVE出版)
スムリティ・プラサーダムホールズ 文
アリスンブラウン 絵
俵万智 訳
2016年発刊の絵本ですが、新生活が始まるこの季節にぴったりの絵本です。新しいことに、お子さんが不安になりがちなこの季節。夜寝る前の読み聞かせで、離れていても「ずっと想っているよ」「ずっといっしょ」と、伝えながら読んであげたい一冊です。
お子さんの心が安定することでしょう。優しい絵と、俵万智さんの訳が親子の心を包みます。今の季節にお薦めの絵本です。
「ゆきが どっさり つもったよ」
クリステン・シュローダー/文 サラ・ジャコビー/絵
増子久美/訳(化学同人)
弊会の景山代表がこの絵本の心地よさに感動し、
推薦の帯を担当させて頂きましたアメリカ発の絵本です。
絵がとてもとてもかわいく、見て思わず「かわいい~」と、
すべてのページで声が出てしまうことでしょう。
温かな穏やかな、春を待つ真冬の世界が描かれていて
大人の心も整います。
あかちゃんから大人まで楽しめる絵本です。
声に出して読んでみて下さい。
心地よいリズムに親子で癒されることでしょう。
今年の最初のお薦め絵本です。
2023年もそろそろ背中を見せ始めました。
1年の締めくくりにふさわしい新刊絵本のご案内です。
クリスマスに起こった魔法のお話。
雪だるまの願いは叶ったのでしょうか?
雪だるまルートヴィッヒのねがいごと(化学同人)
レーロ・トゥンガル 文
レジーナ・ルック −トゥーンペレ 絵
塩﨑 香織 訳
11月になり、秋も深まりました。
晩秋におすすめの絵本は、大人の方には郷愁を、
子供たちには一歩踏み出す勇気を
与えてくれる絵本をご紹介します。
心が満たされるファンタジーの世界をお楽しみください。
(主に大人へおすすめ:お子さんは小学生3.4年生位~)
あめだま(ブロンズ新社)
作/ペグ・ヒナ
訳/長谷川義史
今月は、絵本よみきかせマイスターの皆さんが「現場で読んで良かった絵本」特集の中から、
秋の絵本2冊をご紹介します。よかったら、お役立てくださいね。
おつきさまのパンケーキ
真珠まりこ 作
〈良かったと感じた事〉
子育てひろばでのお話し会で、2歳〜5歳のお子さんへ読み聞かせました。 お料理の音をなるべく美味しそうに読みました。すると、思わずたぬきさんの動作を真似しながら見ているお子さんも。最後はみんなでパクパク!食べる真似をして、絵本の内容に、うっとりにっこり。
あきいろのころわん
作/間所ひさこ 絵/黒井 健
〈良かったと感じた事〉
保育所で、1才~3才位の 5人のお子さんに囲んでもらって読み聞かせました。3才児の女の子が何度も何度もそのあと読んでほしいとリクエストして、とてもかわいかったです。
9月。昼間は暑くても、風は季節の移り変わりを告げています。今月29日が中秋の名月。そこで、今月のおすすめ絵本は「月」をテーマにした絵本です。
夜の静けさ、虫の声をききながら、美しい月を見上げる。そんな気持ちで今月のおすすめ絵本をどうぞお楽しみください。
8月になりました。夏と言えば・・怪談?そこで、今月のお薦め絵本は、かわいいおばけの、美しい仕掛け絵本の新刊と、
人気の川端誠さんのおばけ絵本です。
暑い夏を「きゃ~(*^-^*)」と「こわ面白く」親子で楽しめる絵本です。
夏がやって来ます。
7月のおすすめ絵本は、こちらの2冊です。
不思議な世界に迷い込む「おっきょちゃんとかっぱ」
思わず微笑んでしまう世界観「なつのおとずれ」
どうぞ、みなさま、素敵な夏をお迎えください。
きたかぜのくれたテーブルかけ
(大人になっても忘れたくない いもとようこ世界の名作絵本)
いもとようこ 文・絵/ノルウェー民話より
いもとようこさんの新作絵本です。
正直であることの大切さがお話しから伝わってきます。
4才位~小学1・2年生への読み聞かせにもお薦めです。
詳細はこちらで。金の星社へ
きたかぜのくれたテーブルかけ:いもとようこ/ノルウェー民話より - 金の星社 (kinnohoshi.co.jp)
お子さんの新入学・新学期も落ち着く5月。
新しい出逢いは、いかがでしたか?
この絵本は2冊とも、「新しい先生」との出逢いにより人生を変えられた子どものお話です。
子供たちにとってこの季節が、
素敵な出逢いに希望広がる、輝く新緑の季節でありますように!
とても美しいイラスト図鑑2冊をご紹介させて頂きます。
子供たちに科学的な目を育む1冊としてお薦めです。
手に取ると色の発色が美しく絵に深みがあり、紙質も温もりのある肌触りで、まずはこの絵本五感にうったえてきます。
海外の作品ですと、色味で分類したイラスト図鑑もありますが、日本だとその分け方の作品はあまりないので新鮮でもあります。
大切な人への新学年のプレゼントに最適な、残すにふさわしい「美しい図鑑」です。
てんてんきょうだい
文/山田 慶太
絵/田口 麻由
先月発売されたばかりの新刊です。
お兄ちゃんと弟の会話で進み、色々な文字に「濁点」がつくと「どうなるのか?どうなっちゃうのか?」という楽しい展開で進みます。
文字が読める年齢読めない年齢に関係なく、音とお話の展開で笑えるので、
3歳位から大人まで幅広い年齢に読み聞かせができます。
読み方の力が問われますが、兄弟の気持ちになりきって自然に読み聞かせができたら「笑いの渦」になる絵本です。
寓話に生きた人 イソップ
その人生と13の物語
イアン・レンドラー/文
パメラ・ザガレンスキー/絵
山下愛純/訳
イソップ物語は有名ですが、イソップがどのような人だったかは知らない人も多いのではないでしょうか?イソップは実は今から2500年以上も前に古代ギリシアに実在した奴隷だったとも言われています。主人に自分の意見を言うとその後いなくなった奴隷たち。恐ろしい目に合わない為に、自然や動物に例え表現することが始まります。その名手だったイソップ。その彼の人生もこの絵本は描いているのが見所です。他、13のイソップの物語が美しい絵で表現されています。【4・5歳位~】
ナイトランチ
エリック・ファン/文
ディーナ・シーファリング/絵
橋本あゆみ/訳
満月の真夜中、その馬車はどこからともなくやってきます。そして、おなかをすかせた動物たちにフクロウが美味しい食事を振舞うのです。 店じまいをしようとしたとき、一匹のねずみが・・。
最後のページのねずみの微笑みが、とても心に残ります。リズムの良い詩のような文、深く穏やかな気持ちになる絵、子どもにとっては夢の世界、大人にとっては赤ワインと共に味わいたいような絵本。
静かに絵本の世界を味わいたいかたへお薦めの絵本です。【3歳~&大人】
こどものくに傑作絵本
「わたしがあんであげる」せなけいこ/作・絵
せな先生の待望の新作です。2022年12月発刊。
一年で一番寒い季節になりますね。
さむがる森の動物たちに編み物のセーターを、るるちゃんが作ります。
静かで穏やかで温かい世界が、ページをめくるたびに広がります。
心も身体も温めたいこの季節の絵本として、おすすめです。
(2歳位から)
わたしがあんであげる (こどものくに傑作絵本) :せなけいこ - 金の星社